社長挨拶

三洋興熱株式会社
取締役社長　笹井 宏一

三洋興熱は昭和24年に三洋石炭販売（設立当時の社名）を設立しており、令和4年で74年を迎えることになります。なお、もともとは初代社長が昭和2年7月に暖房用に石炭を仕入れたことがスタートですので、その時点から起算すると96年となります。

創業者が石炭の販売をはじめたきっかけは地域に暮らすお客様の生活を豊かにしたいとの思いからです。私たちの本社のある十勝の冬は、最低気温が下がりやすい地域であるため、最低気温が氷点下になる「冬日」は年間150日ほどあり、厳寒期では氷点下20度まで下がります。このような寒い地域で暮らす皆さまに暖かく快適な暮らしを提供したいとの思いから、当時としては先駆けてカロリーの高い燃料の販売をはじめました。

昭和2年当時では家庭用の暖房の主流は薪でしたが、その後、石炭、石油へと変化しており、さらに現在では、ガス、電気など様々なエネルギーが利用されています。当社も時代にあわせて、石油などの燃料販売、燃料を使う設備機器の工事や自動車の販売など、環境の変化に即して取り扱う商品・サービスを変化していますが、創業から現在に至るまでお客様の暮らしを豊かにしたいとの思いは変わらず事業を営んでいます。

お客様の生活をより豊かにするためには、単に商品を売ることや、サービスを提供することだけではなく、お客様に即した提案をすること、また、我々の技術やサービスの水準を高めて成長していくことも必要だと考えています。その積み重ねによって、お客様から「三洋に任せれば安心だ」と言ってもらえるような信頼関係を築きたいと思っています。

このように、よりよい商品サービスを提供するためには、社員一人ひとりが夢や目標をもって最大限の能力を発揮する必要があります。その前提として社員が健康であること、社内の人間関係が良好であること、働きやすい職場環境であること等が欠かせないものだと捉えており、社内環境の向上についても引き続き追求していきたいと考えています。

また、70数年の歴史と事業の展開の中で、協力会社、関連会社も含めて多くの方々と協力しあう関係性を築くことができました。協力関係をより強固なものにすることによって相乗効果を発揮し、お客様の満足度をさらに高めていきたいと考えています。

三洋興熱はこれからもお客様の生活をより豊かにすることを心掛けてまいります。今後とも皆様のご支援とご愛顧をよろしくお願いいたします。